脱毛テープについて

脱毛テープとはどんなもの?

肌を露出する季節になると、気になるのがムダ毛ですね。
自分でできるムダ毛処理方法というと、カミソリで剃ったり毛抜きで抜く方法がメジャーです。
そんな中、処理方法が簡単でつるつる肌を長期間キープできると、人気になっているのが脱毛テープです。

脱毛テープとは、広範囲の毛をまとめて処理できるムダ毛処理アイテムのことです。
粘着性の強いシートのようなテープが数十枚ほど箱に入っていて、ドラッグストアやコンビニなどでも売っています。
使い方はとても簡単で、脱毛テープの裏紙を剥がして、テープをムダ毛が気になる部分にしっかりと貼ります。
テープをムダ毛にしっかりと密着させてから、一気にペリっと剥がすだけですね。
テープの粘着力がムダ毛にしっかりと絡んでくれて、毛根からムダ毛を引っこ抜くことができます。

カミソリは剃るだけなので数日もすれば、すぐに毛が伸びてきてチクチクしてしまいますね。
除毛クリームも同様で、表面の毛しか処理できませんから、すぐに毛が伸びてきてしまいます。
その点、脱毛テープは毛根から毛を抜いていますから、毛の成長が遅くて長期間つるつる肌をキープできるのがポイントです。

脱毛テープのメリット

脱毛テープはドラッグストアなど、色んなところで安く売っています。
1箱500円から1500円くらいで買えますから、意外とお金もかからずコスパに優れています。
色んな大きさの脱毛テープが売っていますから、処理する部位に応じて選びやすいのもポイントですね。

カミソリや除毛クリームだとすぐに毛が伸びてきて、夏場だと毎日のように剃らないといけません。
毛が伸び始めるとチクチクしたり、毛穴が目立ってしまうこともありますね。
毛根から抜ける脱毛テープなら処理した後の肌がすべすべになりますし、ムダ毛のない肌を長期間維持できますね。
個人差はありますが、大体半月から1ヶ月程度はつるつる肌でいられます。
その間ムダ毛処理が不要になりますから、時間と手間がかからないし、脱毛テープの減りを抑えてくれてコスパにも優れています。

毛抜きと同じような効果がありますが、毛抜きだと1本1本処理しないといけませんから、時間がかかってしまいます。
脱毛テープは貼った部分のムダ毛をまとめて一気に抜けますから、時間と手間がかかりません。
背中やうなじなどの手が届きにくい部分のムダ毛処理も、貼って剥がすだけの脱毛テープなら楽々処理できてしまいます。

脱毛テープのデメリット

脱毛テープはメリットばかりではありません。
毛抜きでムダ毛を抜いたことがある人ならわかるでしょうが、毛を抜くという行為は痛みを伴います。
毛抜きで1本の毛を抜くとかなり痛いですから、それが広範囲の脱毛テープとなると痛みも相当ありますね。

痛いと感じるということは、肌や毛穴にも相当なダメージがあります。
使った直後に肌が赤くなったりヒリヒリしたりなど、肌に影響がありますね。
毛穴からきちんと生えている毛を無理やり抜いていますから、毛穴の奥にも当然ダメージがあります。
抜いた毛穴から出血することもあります。
見た目は全く異常がなくても、毛穴の奥で炎症を起こすこともあります。
そんな状態で毛穴に雑菌が入り込んでしまうと、毛のう炎というニキビみたいなブツブツができてしまいます。

きれいに肌に密着させてムダ毛に粘着部分を絡めていないと、抜け残りが出てしまいます。
せっかく脱毛テープで処理したのに全然抜けなくて、残りを地道に毛抜きで抜くハメになってしまいます。
テープの種類にもよりますが、粘着力の弱いタイプだと全然抜けなかったりしますから、自分に合ったものを選ぶのが大事ですね。

脱毛テープの効果的な使い方

脱毛テープでしっかりムダ毛を残さず、肌に負担なくムダ毛処理をするためには、いくつか気をつけたい点があります。
まず、毛にテープの粘着部分を絡める必要がありますから、ある程度皮膚から毛が伸びた状態でないといけません。
大体、5mmから1cmくらい毛が伸びているのが理想的ですね。
Vラインのアンダーヘアなど長すぎるときちんと毛根から毛が抜けませんから、1cmくらいにカットしておくようにしましょう。

汚れなどの油分が肌に残っていると、テープの粘着力が弱くなってしまいます。
また、しっかりと毛穴が開いた状態だと、ムダ毛も抜けやすくなりますね。
つまり、お風呂上りで体が温まっていて、毛穴が開いている時がベストな処理タイミングです。
ただし、水分が肌に残っているとやはりテープが密着しにくくなりますから、しっかりと肌に水分が残らないように乾燥させておくのが大事です。
特に夏場は汗をかいて肌がじっとりしやすいですから、エアコンの効いた室内で肌を乾燥させてから、脱毛テープを使うようにしましょう。

テープを貼る時には毛の流れに沿って、しっかり肌に密着させるようにしましょう。
手で肌にテープをしっかりと押し付けて、テープが毛に絡むようにするのがポイントです。
剥がす時は逆で、毛の流れに逆らって一気に剥がすようにしましょう。
ムダ毛処理した後は肌はダメージを受けていて敏感になっていますから、しっかりと保湿ケアをするのが大事ですね。

脱毛テープで起こりやすいトラブルと注意点

脱毛テープは肌への負担がありますし、ムダ毛の質によっては使いにくい部分もあります。
粘着力が強力なものほど毛がしっかり抜けてくれますが、粘着剤が肌に残って困ってしまう場合も多いですね。
そんな時にはゴシゴシこすって、肌を傷めつけたりしないようにしましょう。
ただでさえ脱毛テープを使って肌が敏感になっていますから、肌トラブルが起きやすくなります。
エタノールなどをコットンに染み込ませ、優しく拭いてあげれば簡単に取れてしまいます。

毛が太くて濃い部分ほど、脱毛テープでの毛の抜け残りが多くなります。
毛根がしっかりしていてテープと毛が絡まりにくいですから、毛が抜ける本数も少なくなりやすいですね。
つまり剛毛な人ほど、脱毛テープの効果が得にくいと言えます。
工夫しても抜け残りが多いようなら、脱毛テープよりも粘着力が高い脱毛ワックスを使ってみましょう。
ワックス自体が毛を包み込んで絡めてくれますから、太くて濃い毛でもしっかり毛根から抜けやすくなります。

デリケートな肌質の人はどうしても肌トラブルが起きやすくなります。
処理後にしっかりと肌を冷やして落ち着かせてから、保湿ケアを徹底するようにしましょう。
脱毛テープを使う前に必ずパッチテストをやって、異常が出ないかどうか確かめてから使うのも大事ですね。

脱毛テープと併用したい抑毛ローション

脱毛テープのみでムダ毛処理をするのもいいですが、ワンアイテムプラスして、ムダ毛が生えにくくするのがおすすめです。
一緒に使いたいのが抑毛ローションです。
抑毛ローションとはムダ毛が生えてくるのを遅くしてくれたり、ムダ毛が細く薄くなる働きを持っています。

たいていの抑毛ローションに含まれている成分がイソフラボンです。
大豆製品に含まれている成分で、ムダ毛の成長を遅らせたりムダ毛を薄くする働きがあります。
パパインやブロメラインという成分が入ったものなら、毛のたんぱく質成分を分解してくれて、抑毛効果を高めてくれます。

他にも、保湿成分などがたっぷり含まれていて、スキンケア効果で肌を美しく保ってくれます。
脱毛テープを使った後はどうしても肌が荒れてしまいがちですから、普段のボディケアに抑毛ローションを取り入れるだけで、肌荒れを防ぐことができます。
ムダ毛そのものを生えにくく薄くしてくれますから、脱毛テープの出番も少なくてすみますね。