自己処理脱毛について

自己処理脱毛の種類

自己処理で行う脱毛方法は大きく分けて4つあり、「剃る」・「抜く」・「溶かす」・「脱色」になります。
「剃る」という自己処理はカミソリや電気シェーバーです。
「抜く」という自己処理は毛抜きやワックスなどを使ってムダ毛の毛根から抜く方法です。
「溶かす」という自己処理は除毛クリーム等を使って表面のムダ毛またはムダ毛の毛根を溶かす方法になります。
「脱色」という自己処理はムダ毛を脱色して、ムダ毛を目立たせないようにする方法です。
これらの自己処理脱毛の中では「剃る」を行っている方が非常に多いです。

自己処理脱毛の各メリットとデメリット

「剃る」メリットとデメリット

1番のメリットとしてはお手軽に購入・処理できるということですが、剃るという自己処理方法は処理を行う度に肌の表面を削ってしまいやすく、カミソリ負けなどの肌トラブルが起きやすいということがデメリットになります。
ですが、一般的なカミソリではなく電気シェーバーでの自己処理脱毛の方が肌への負担を軽減させることができます。

「抜く」メリットとデメリット

1番のメリットとしては次に生えてくるムダ毛のスピードが遅いということです。
ですが、抜くという自己処理脱毛はムダ毛の毛根から引き抜くため肌と毛穴のダメージが大きいのがデメリットになります。
色素沈着や鳥肌、埋もれ毛といった肌トラブルが起きることもあります。
どの自己処理方法でもそうですが、抜く自己処理脱毛ではより“保湿“が大切です。

「溶かす」メリットとデメリット

1番のメリットとしては痛みがなく、除毛クリームを塗布するだけで脱毛ができるということです。
ですが、敏感肌の人や少しでも肌が弱い人が除毛クリームを使うと薬剤が肌に合わず赤い発疹のようなものでできてしまったり、痒みが起きることもあるのですが1度パッチテスト等をしない限り自分の肌に合っているのか合っていないのかが分からないため使用前に必ずテストをしなくてはならないというのがデメリットと言えます。
薬剤に含まれている成分によって肌に異常のない除毛クリームがある場合もあるので、どうしても除毛クリームで自己処理脱毛をしたいという方はいくつかの除毛クリームを試して、肌に合うものを探すと良いかもしれません。

「脱色」のメリットとデメリット

1番のメリットとしては剃る・抜く・溶かすといった自己処理脱毛はムダ毛が少しでも生えてくるとチクチクとしますが、脱色はムダ毛の脱色をするだけなのであの嫌なチクチクが起こりません。
ですがムダ毛が伸びてくると脱色をしていない部分と、脱色をした部分の境目が目立つということがデメリットと言えます。

自己処理脱毛前と後のお手入れ方法

自己処理脱毛前のお手入れ方法

乾いた肌のまま自己処理をしてしまうとより肌や毛穴に負担をかけてしまいます。
入浴をして肌を温めたり、自己処理をする前に処理する部分をホットタオル等で温めるなどして肌を温めることが大切です。
また、剃る・抜くの自己処理脱毛をする時は肌を傷めない・負担を軽減させるために必ず専用のクリーム等を肌に塗布してから処理を行ってください。

自己処理脱毛後のお手入れ方法

どんな処理方法であれ、自己処理脱毛後は肌の乾燥が進行します。
そして肌への負担がかかっていることで自己処理脱毛をした後に何もお手入れをしないと黒ずみや痒み、乾燥の主な原因になってしまいます。
普通肌や敏感肌などの肌の種類に関係なく処理後の肌は非常に敏感なため、処理後は“低刺激の保湿クリーム“をたっぷりと肌に塗って保湿してあげることが大切です。
それでも乾燥してしまう方は低刺激でノンアルコールの化粧水を肌に塗ってから低刺激の保湿クリームを塗ると肌が乾燥しにくくなります。

自己処理脱毛のNG行動

ムダ毛処理を行う前や後に下準備や仕上げとして毛抜きで処理をしたり、カミソリで処理をする時に毛の流れに逆らって剃ってしまったり、ナイロン製のスポンジで体を洗うのは自己処理脱毛のNG行動になります。
ムダ毛処理を行う前や後に毛抜きを使用することがNGな理由としては肌への負担が2倍になってしまうのはもちろん、毛抜きを使用することで毛穴が広がり埋もれ毛の原因になってしまうからです。
カミソリで処理をする時に毛の流れに逆らって剃ってしまったり、ナイロン製のスポンジで体を洗うのがNGな理由としては皮脂膜まで流れてしまい肌への負担がかかりやすくなってしまうだけではなく、ドライスキンの肌状態が続き肌荒れの原因に繋がってしまうからです。
これらは誰もがやってしまいがちな自己処理脱毛のNG行動ですが、他にもNG行動が存在します。
やってしまいがちではないですが、やってしまっている方が5割以上とも言えるNG行動はカミソリをお風呂場に置きっ放し、肌に合わないジェルやクリームの使用、乾いている肌にシェービングになります。
カミソリをお風呂場に置きっ放しがNGな理由としては、お風呂場は湿気が多く雑菌が繁殖しやすいからです。
そのため知らない内にカミソリ等に雑菌が付き、肌トラブルが起こりやすくなります。
肌に合わないジェルやクリームの使用がNGな理由としては、肌に合っていない場合放っておいてしまう程の軽い炎症が起きます。
これを何もせずに放っておいてしまうと徐々に肌トラブルが進行して、取り返しのつかない肌になってしまうことがあります。
そして肌が乾いている状態でシェービングがNGな理由としては肌への負担が非常に大きく、よりカミソリ負けや肌荒れを起こしやすくなってしまいます。
自己処理脱毛を毎日や定期的に行っている女性がほとんどかと思いますが、生理前後の処理は肌の状態も不安定で普段敏感肌でない方でも敏感になる時期でもあるのため生理前後の自己処理脱毛は避け、“肌を休める期間“にしてあげると良いです。
ですが人によって毎日自己処理脱毛をしなくてはならないという方の場合、人の目に触れる部分のみの処理にし、処理する箇所を普段よりも少なくするだけでも肌への負担を軽減することができます。

部位別おすすめ自己処理脱毛方法

口周りや産毛はカミソリが◎

顔は角質が溜まりやすい部位でもあります。
そのため口周りや産毛をカミソリで処理をしつつ角質ケアもできるというメリットがあります。
ですがカミソリでの処理はカミソリ負けの原因になってしまうこともあるので強く剃るのではなく、力を入れずに優しく剃ることが大切です。
優しく剃っても肌に異常を感じた場合は、処理後にしっかりと保湿をするか、処理する頻度を減らすと肌トラブルを軽減することができます。

脇はカミソリが◎

脇のムダ毛は腕や脚に比べてしっかりとした毛のため毛抜き等で抜いてしまうと毛穴が広がってしまったり、除毛クリームでは綺麗に処理することが出来なかったりします。
ですがカミソリであれば綺麗に処理することができます。
綺麗にムダ毛を処理するポイントとしては脇のくぼみを平らにすることです。
脇のムダ毛は同じ方向を向いて生えているわけではないためくぼみのまま処理をしてしまうと、脇を平らにした時にきちんと処理されていないことがあります。
なので、綺麗に脇の処理をするには脇を平らにして剃ることが大切です。

脚はカミソリが◎

脚のムダ毛を処理する時は毛の流れに沿ってカミソリで剃ると、毛穴が目立つことなく綺麗に処理できます。
毛の流れに逆らってカミソリで処理をしている方のほとんどが毛穴が目立っていたり、肌トラブルを起こしてしまっています。
そして肌への負担も非常に大きくなっています。
ですが毛の流れに沿ってカミソリで処理をすると肌への負担も軽減でき、見た目も綺麗な脚になります。

指と腕と背中はワックスシートが◎

カミソリや除毛クリームを使って自己処理脱毛をしてしまいがちな部位ではありますが、実はワックスシートを使った処理方法の方がムダ毛の生えてくるスピードを遅くすることができるだけではなく、その分処理の回数を減らすことができて肌への負担が少なくなります。
そのため肌トラブルになりにくく、綺麗な肌を長持ちさせることができます。

VIOはワックス脱毛が◎

VIOの処理をカミソリでしている方が多いですが、VIOのムダ毛は濃くて太いためカミソリでの処理は肌に負担をかけてしまっています。
また、VIO部分の皮膚は非常にデリケートのため腕や脚といった皮膚とは違い肌トラブルをより起こしやすい部位でもあります。
ワックス脱毛であればムダ毛の毛根から綺麗に抜き取ることができ、仕上がりも綺麗になります。
そして毛根から抜き取ることで処理の回数を減らすことができるため肌への負担を軽減させることもできます。
カミソリでの処理で起こりやすい黒ずみも、ワックス脱毛であれば黒ずみ対策をすることもできます。